M78

 オリオン座M78星雲と言えばウルトラマンで有名だが、見かけ直径が8分とずいぶん小さい。そろそろ冬の星座も終わりなので、昨晩やや強い風が吹くがC8Nを持ちだして撮影にトライした。カメラを付けるとあまり明るい星が視野内になく合焦をあきらめ、隣のM42に移動して焦点を合わせたが、M78に戻したところ対象を確認できなくなった。焦点距離が1000mmでPen-Fでさらに2倍、2000mmだと視野角が狭く探し出せない。もちろんもっと極軸・光学軸の平行性を出していればよいのだが、腕とプチ遠征の限界。

 で、Pen-Fを付けたまま、北極星に戻りそのまま架台を再設定し、無事M78をとらえた。これからはこの方法でやってみよう。

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ISO20000でUHCフィルター、露出30秒×60枚撮影して、スタッキングは25枚=12.5分露光(トリミングしてf.l.1500mm相当)。打率が50%なのは風で追尾不良なのだと思う。中央下がM78、中央上がNGC2071。M78は中心の10等星の星に照らされているとのこと。比較的見やすい、ということで確かに50mmのファインダーでも恒星とは異なり区別はついた。