ふたご座(M35)、ぎょしゃ座(M36, M37)

ふたご座(M35)、ぎょしゃ座(M36, M37)

 冬の星座の球状星団、そろそろお別れである。球状星団はオリオン座のM42やバラ星雲のようには「映えない」。M36などは2500万年前に誕生した若い星たち、ということだが、この地球上では恐竜が絶滅しマンモスなどが現れ、被子植物つまり草花が地上に現れたころ、と言っても1000万年くらいは経っているがそういう頃みたいだ。

 画像はC8N(D200mm, F5)にPen-Fを付けて露光は約15分。薄雲が通りすぎる夜、そろそろ季節の変わり目でやや透明度は低い。M35はぱっとしないが周辺に散光星雲などがあり、目安になっている。

 ぎょしゃ座ギリシャ神話にはなくあとでつけられた星座名とのこと。カペラは車の名前にもなっておりなじみ深いが、星座たちにも生い立ちがあるようだ。遠い世界は穏やかなのだろうか。戦乱で傷ついた人々に心が痛む。

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