C8Nについにレデューサー装着

 C8Nでレデューサーを付けたいのだが、Pen-Fで合焦させるには接眼筒の先、つまり鏡筒内部につけざるを得ず断念していた。しかし接眼筒先端に48mmΦのリングを「接着」することでUHCなどのフィルターも装着し、さらにクローズアップレンズも装着できるようになった。接着剤だけなので強度に不安があったが、48mmΦリングの外径が接眼筒の内径にほぼ合致したので、接着剤だけでも十分なようだ。この1年間での大きな収穫かもしれない。

 で、いくつかのクローズアップレンズを付けての実測焦点距離は、以下のようであった。

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 計算式は以前紹介してあるが、それを基に計算した結果はf2が長い場合には成り立つが短い場合はほとんど意味をなさないようだ。またdはレデューサーレンズからPen-F受光部までの距離だが、これを変えても実測値には至らなかった。ともあれ光学理論はわからないので結果だけ。

 昨晩、久しぶりに晴れたので撮影を実施した。春の星空、アルクチュールスをまずは中心に据えて撮影し、各4隅に移動させて撮って四隅に配置して周辺星像の比較を試みた。1枚ずつしかとらなかったので、ブレたものが結構あり、下記のようにみっともない結果となってしまった。

 1枚目はレデューサーなし、つまりC8Nパラボラ鏡での画像で、この写真では右サイドの星像が放射状の方向に楕円となっている。っこれが気に食わないので、レデューサーでどうかというと、幸運にも?No.5以外は改善しているように見える。No.5は一番短焦点なので、やはりレデューサーレンズの収差が出やすいのかと思う。ちなみにNo.1のレンズは「シングルレンズ」で他はアクロマートレンズである。

ともあれ、No.1,2,4はもう少し追い込んでみたいと思える。

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