最近は自動導入があるのであまり登場しなくなったが、やはりファインダーは必要。でも通常のファインダーでは天頂付近になると、
1)反射鏡(C8N)では目の位置より高くなってしまう
2)屈折鏡では逆に低い姿勢になってしまう
という問題がでてしまう。これに対処すべく短焦点の屈折望遠鏡に天頂プリズムを付けて使っていた。最近ではD60mm-F420mm屈折望遠鏡をヤフオクで買い、倍率21倍にして使っていたが、やはりファインダーとしてはやや高倍率=狭視野なので使いずらかった。これに対して、視野角が倍以上に広いファインダーを作成した。勝手に「mini boy」と呼んでいる。(D50mm-約9倍、実視野約5度)
今回のもののように短焦点レンズに天頂プリズムを付ける場合は、接眼部をヘリコイドタイプにする必要がある。もちろん市販品もあるがここはお金を出さずにDIYで。
誰かのブログにあったが、カメラ用レンズを分解してヘリコイド部分を取り出して活用、というがあり、以前キャノンのレンズを分解したがうまくいかなかった。再挑戦ということで、手元にあった「往年のペンタックス標準レンズ」を久々に分解してみた。
左側はASAHI SMC SUPER TAKMER1.8/55を分解したところ(+天頂プリズム)、右側はそのヘリコイド部分に1インチ接眼鏡アダプターを組み込んだところ、である。首尾よく接眼アダプターを固定することができた。
このヘリコイド、すこぶるスムースに焦点合わせができるので気に入っている。
接眼レンズを取り付けるところには「ASAHI PENTAX」の文字が、、ヘリコイド部分には「距離目盛」が見えるようにしてある。早く晴れないかな。。。
備考:これまで作成してきた「超短焦点光学系」