C8N-PenF直焦点用フィルター+m4/3アダプターの作成

 前回C8NにPenF用m4/3アダプターに光害カットフィルターを付けて装着したところ、ピントが合わないことを書きました。実はこれは昨年からわかっていたことで、うっかりしていました。通常フィルターは片方はリングねじでフィルターを固定していますが、反対側は溝なしで、これは両方から締めると場合によってはフィルターが破損することも想定しているからだと、考えています。そのため、延長筒を付けられないなど、対策が難しいわけです。

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 写真左側が通常のm4/3用マウントアダプターで、全長が35mmしかありません。これを接眼部に直接ねじ込んで使いますが、それでも焦点は接眼筒をほぼぎりぎりおしこんだ位置で合焦します。

 右側が手作り品です。全長を合わせています。まずカメラマウントは中古のm4/3-ライカレンズアダプターのレンズ側を外して取り除き、これにT2マウントアダプターを「接着」しています。その先に、異径リングを組み合わせてその間にSVBONYのUHCフィルターを枠から外して挟み込み、その先に「プラクチカ」リングで延長筒と接続してあります。

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 本人としては「相当苦労して探し出した組み合わせ」なのですが、ひょっとしてすでにどこかで市販されているかも、とは思います。ただPen-Fなどのm4/3カメラはCMOSが小さいので望遠鏡撮影ではフルサイズの2倍の焦点距離になり、その分天体の追尾精度が難しくなるので、メジャーではありません。ともあれ、早くオリオンでも撮って自己満足したいわけです。