IC417(別名スパイダー星雲, 10000光年)はぎょしゃ座にある散光星雲で、地球から見て我が銀河中心の反対側の端っこにあるそうですが、この星雲の中でたくさんの若い星たちが生まれているとのこと。赤っぽく見える散光星雲の中にあるようなので、近赤外で撮…
日没直後であまり時間がないのですが、まずは可視vs近赤外で何か面白いことはないかな、と思い撮影をしてみました。 本当はフィルターを2枚組み合わせて「疑似ナローバンド」的な画像を撮る予定なのですが、なんせ時間がなく。UHCで一応光害はさけ、UV-IRcut…
いろいろな方々のブログを参考にしてRegistaxを、ほぼ無自覚にスタック処理をしてきました。今年は夏ころにかなり明るくなる彗星が予測されていて、彗星核基準での合成にはやはりステラを購入する必要があるのかと、逡巡していました。が、この度、Registax…
大谷選手の活躍で有名なユニコーンは、そういえば冬の星座だよね、ということで調べてみたところ、撮影には南中を過ぎているがまだ良い位置のよう。 1枚目:クリスマス星団の中のFox Fur Nebula。「狐の毛皮」に見えるらしいが、わずかに暗黒星雲のもやもや…
2月に入り天候が優れず、8日になり「晴れ」の予報だったので144P-串田彗星を撮りにC8Nを載せていつもの湖畔に到着。しかし富士山のシルエットは頂上まできれいだったのに高層雲が晴れず、目視では2等星がやっと。とりあえず短時間露光でヒアデスの中を撮影し…
NGC2403はキリン座にあることから一応年中観測可能と言われていますが、やはり冬から春先にかけて見やすいようだ。M33を小ぶりにしたと言われ8.9等もあるので写してみたが、思ったほど「映えない」。で、調べてみると、超新星が発見されていたり、H2領域が活…
1月4日に板垣さんが発見したNGC4216の超新星を撮りました。16日は夕刻まで突風が吹き荒れていて、予報では夜に収まるということでしたが信じず、軽量単筒のSE120でトライをすることにしました。23時ころにはすっかり風もおさまり、これなら20cm反射にすれば…
M42を波長850nm~約1300nmの近赤外で撮ってみた。狙いは散光星雲のむこうの星、トラペジウムをはじめとする微恒星を撮ることにあります。参考のために口径40cmで撮られた公開画像を載せました。トラペジウムは飽和していますが、より微恒星が写っています。 …
冬と言えばやはりオリオン座。M42の羽の向こうにどのくらい恒星が見えるか、ややトレンドと逆行するような気がしているが、撮ってみた。以前トラペジウムを見るために電子アイピースをつけて同じような撮影したが、そういえば赤外改造デジカメではまだだった…
追加データによる検証: ・下記記事にあるようにD200mm-F5(C8N)で再測定を行い、検証をしました。 ・図2の近赤外像で見つけた「可視で見られなかった星」の一部はノイズである可能性があることが分かりました。 ・図3がD200mmで撮影した画像ですが、フィルタ…
NGC7822は地球から約3000光年離れたところにある散光星雲で、ケフェウス座というよりむしろカシオペア座に近いところにある星雲です。可視光像(ただしY2フィルターで青色カット)は先のブログで掲載してあるが、同じ日に撮った近赤外像(720nm~約1300nm)で…
そろそろ残暑厳しき折、という言葉が出てきそうな候。24日25日は奇跡的に深夜を通じて晴れとなった。しかし今日8月26日は午後から雷雨となり、昨晩頑張って朝3時まで天体写真にふけったおかげで何とも眠い一日でした。気が付くとアンドロメダ姫が天頂に、富…
M17もいて座にある明るい散光星雲で、ハクチョウや数字の2に見える、と言われる(中西昭雄著)。画像は右が北。 周辺の淡い部分は荒れているが、これは階調処理でRをかなり高階調にしたため。ISO8000などと設定しているが、銀塩の感覚ではISO1600でも「ざら…
いて座M8星雲。 下記画像はMSPhotoで5%弱縮小しただけで4.5MByteになったもの。元画像は10.5MByteなのでアップロード不可。同じjpegなのにずいぶん容量が変わり、しかも画像が荒れてしまいました。それにしても、どうみれば干潟に見えるのだろう。 C8Nにク…
いて座の星雲M20です。北側(画面左)の青っぽい部分が少し出ましたが、やはり露出が短いのでしょう。Pen-F(m4/3)ではフルサイズ換算2000mmになるので、EQ-5ではスペックオーバーで。残念。でもAC4を付けたのでM21も入りました。 C8NにクローズアップレンズA…
どこかでtidal tailという言葉を見たが、「潮汐尾は、銀河から宇宙に伸びる星と星間ガスの薄くて細長い領域です。潮汐尾は、相互作用する銀河間の銀河潮汐力の結果として発生します。」とWikiにはあり、銀河では長く尾を引いた写真を思い出す。IC4756は散開…
SE120はアクロマートレンズ、しかもF5という短焦点なので青ハロが盛大に写る。この2年間、いくつかの対応を検討してきたが、そろそろ卒業したいので、Y2フィルター+ホワイトバランス調整の組み合わせを検討した。 結果、Y2で青ハロは消えるが、色バランスが…
M20をD120mmのアクロマートで可視光域で撮影した。なぜ、ということだが、やはり近赤外像と比較したいからであり、この散光星雲の向こうにはここで誕生した恒星が120個もあるとのこと。E-PL5の近赤外でどうなるかはこれから。 予想通り、UHCフィルターを付け…
M16わし星雲の散光星雲(IC4703)は水素元素の発光であり主波長は656nmとある(H2領域)。実際非改造のデジカメでとると、M16は赤みを帯びており「映える」。 ジェイムズウエッブ望遠鏡の観測により、それまで「創造の柱」と呼ばれる暗黒星雲領域とその周辺…
今年も梅雨入り9月までは望遠鏡もお蔵入り、と思っていたところ、意外な晴れ予報。どうせ夜はだめだろうと思いつつ、とりあえずいつもの場所へ。22時ころまで待っていると、どんどん雲が切れてついにM101の撮影を開始した。 もちろん話題の超新星が狙いで、…
ようやく花粉の季節が過ぎたので以前から撮りたいと思っていたM104の撮影を行った。プロの赤外線観測結果では銀河バルジが消えてしまうということで、無謀にも近赤外改造カメラでの比較を試みた。結果としては、いくつものエクスキュースがあり、またも持ち…
以下は先に投稿したものであるが、その後論文を調べていて参考にすべきものが見つかった。十分理解はしていないが、とりあえず追記しておこうと思う。 チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星という有名な彗星であるが、1969年に発見され、2004年に欧州が打ち上げた…
最接近前の1月26日撮影したインターバル撮影画像をタイムプラス動画としました。実はDeepSkyStacker(DSS)で彗星核スタッキングをしたかったのですが、どうもバグっているようで、DSS画面の右端の選択ボタンが何度やっても表示されず断念。またステラナビのお…
今回のZTF彗星撮影では可視光(Pen-F)での撮影後に改造E-PL5でも撮影にトライしたが、寒さのあまり指もかじかみ、1枚だけ撮影して撤収してしまった。なのであまり有益なものではないのだが、一応画像を見てみた。 露光時間は同じ1分だが撮影時刻は0:48以降、…
赤道儀がメンテを終えて戻ってきたので、受け入れ確認もあり昨晩いつものところで撮影を行った。結果、OK。(赤経軸がた調整代:5000円+送料1000円+消費税600円) C8NにUHCフィルターを付けPen-F直焦点でインターバル撮影。60sec露光でも問題なかったが、…
ウオームギヤ軸の回転速度をさらに減速すべくアマゾンでいろいろ見ていたが、ついに発見!減速ギヤボックスを購入し、組み合わせることで「超減速」に成功した。いやいや、まだである。カメラ雲台とガイドスコープを同架できるようにして、最終的には200mm~…
昔買ったビクセンの130mm反射赤道儀MD6追尾モーター付き、当時で12~3万円で月賦で購入したもの。なかなか持ち出して使用する機会が少なく物置に入っていた。そうこうしている間にミラーには白いものが目立ち、MD6のコントローラは行方不明となった。このま…
1月の夜空、秋の星座アンドロメダ座が西に傾くころ、目立たないが三角座のM33が子午線を過ぎていく。M33は見かけ等級5.7等と明るいはずだが、face-onのため意外と暗い。ということで、インターバル露光60回に設定し撮影をしたが、なんと途中で画面がずれてい…
ここ数日夜空が綺麗だったので、改造デジカメに回折格子を付けてM42星雲のトラペジウムのスペクトル撮影を試みた。 M42ともなると焦点距離1000mm+m4/3デジカメでは画面いっぱいになり、かなりまぶしいくらいで、つまり画面いっぱいにスペクトルが広がる。通…
どの程度意味があるかはわからないが、可視~近赤外までのスぺクトルを撮ってみた。改造PL-5のセンサー前面に回折格子フィルムを付けてC8N直焦点撮影したが、接眼筒にはUHCフィルターを付けてある。当初は市街光対策だったが、結果として波長の位置が分かる…