2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Pen E-PL5赤外改造

ついにデジカメセンサー部のIRフィルターを除去し、無事組み立てを終了できた。ほぼ無事に! Pen-Fがミラーレス最小と思って望遠鏡に付けて撮影していたが、Pen E-PL5のほうがより小さく軽かった。その分分解組み立ては苦労することが実感できた。なんといっ…

近赤外撮影-3

昨年12月国立野辺山天文台がオリオン座大星雲M42の中で「新たに星が生まれそうな部分」が発表された。超新星はむしろ星の最後の姿だが、ここはまさに今、と言っても今後10万年くらいの間に星が形成されると期待されるエリアだ。 赤外線天文学はすでに30年以…

近赤外撮影-2(続)

C8Nで撮影したM42中心部近赤外像の最終まとめ。 500msec, 250msec, 125msec, 62.5msec, 31.3msec, 15.6msec で、フレーム数を変えている。同程度の総露出時間でみると、このデバイスでの相反則不規が結構大きいことが分かった。フイルムでもそうだったがやは…

C8N用アダプターの作成

C8Nで電子接眼鏡で近赤外写真を撮るときは接眼筒をかなり押し込まないと合焦しない。またIR85はカメラ用なので49mmΦ、C8N接眼筒内径は48mmΦ、ということで合致しない。そこで写真のような二重筒構造を思いつき、手元の備品で試行錯誤を繰り返し、この二重…

近赤外撮影-2

IR85+SV105(IRフィルターレス)をC8N(D200mm, F5)の鏡筒につけてM42中心部を撮影した。前回の鏡筒(D120mm, F5)よりは星間物質の分布がよりはっきりしているようだ。また微恒星も多め。ネットに公開されている同程度の口径での写真と比較すると、長波長ゆえ…

近赤外撮影

赤外光観測はすでに30年くらいの歴史があるが、例えば赤外カットフィルターをカメラに付けると真っ黒で何も見えず、構図・ピントをどうするのかと思ってしまう。最近はデジカメの撮像素子の前のIRフィルターをとってしまう改造もいくつかなされており、市害…