自作レデューサー、青ハロ対策結果

夕方から晴れてきたので晩酌のあと木星撮影してみた。

1.自作レデューサー

SE120はアクロマートながらD120mm F5と短焦点で明るく、目視観察なら楽しい鏡筒。しかしデジカメでは青ハロがきれいに出てしまうことから、たくさんの人が対策を考えている。またPen-Fはm-4/3規格なので、f.l.600mmでも35mm換算で1200mmとなり、レデューサーが欲しくなる。そこで良く使われるケンコートキナーのクローズアップレンズMC4(アクロマート)を使ったレンズを作成した。ポイントは、MC4が49mm径なので2インチ鏡筒の内径48mmに合わせることになるが、最近は48mm-49mmコネクターとかいろいろ出ており、なんとか挿入することができた。結果は、写真から0.73倍となり、これは計算値の0.78倍に近く、合成焦点距離は平均をとって450mm (F3.75)とした。アクロマート2群なのでひょっとして、と思ったが、木星を見る限り色収差はそのまま。

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左:レデューサーなしM      右:MC4レデューサー装着

2.青ハロ対策

これも以前からフィルターの検討がされている。SV BONY社のフィルターを買った。

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フィルター特性 左:CLS、右:UHC
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       左:CLSフィルター         右:UHCフィルター

なしい比べると効果は明瞭だが、いずれも大差ないようだ。もっと低減させるにはY2フィルター(480nmまでカット)くらいが必要になるが、光量も低下するのでそれなら1段絞るのと変わらないかも。望遠レンズなら比較実験が簡単かも知っれない。