太陽の可視~近赤外スペクトル撮影

 Pen E-PL5のIR改造機に回折格子フィルム(Edmund Optics、1000本/mm)を貼り付け、オリンパスズームレンズ(75mm固定)でNDフィルターをmaxでつけて撮影した。ISO200、F22-1/4000sec露光。

 図1の中央部が暗いのは大気中水蒸気の吸収で、右側には近赤外領域のスペクトルが写っている。で、このCMOSセンサーはどの波長まで感度があるのか、を図2のようにして計算した。

 おおざっぱな計算ではあるが、最長波長は1.2ミクロン程度までのようで、まあ、よさげな結果と思っている。

 f.l.75mmで目いっぱいまで写ってしまうので、ベテルギウスや明るい恒星はなんとかなりそうだが、オリオン座のトラペジウムなどは75mmの望遠で撮ったので中の星までは改造できないと思われる。

 ここまで来て、「な~んだ」という感じだが仕方ない。明るい恒星でスペクトル撮影してみよう。

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